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  まったりセツナの偽島&その他ネトゲ日記。 本人脱力系なので、脱力して読んでください。
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久方ぶりございます。
栗鼠たんのネット環境がなかなか整わないとのこと。
引っ越しを繰り返した身としては,その辛さは分かります。(´・ω・`)
早くいろいろ落ち着くといいですね。

なんかね、神戸オフ会のコメ返しが流行っているとのことで。
前にも言いましたがやりませんよ?

オウミさんに至っては
まだオフレポも書いてないじゃないですか。
↑(執筆フラグを投げた)

まぁシャリフさんとフルキスケさんは真性のマゾだとか、
売られた喧嘩をいちいち買っていたらきりがないとか、
ぶっちゃげ会ってから憂さを晴らせばいいんじゃねとか、
理由はいろいろあるんだけどね!

神戸オフといえば、現在絶賛お茶にはまっております。
60度で淹れた新茶がうめぇ!
フレーバーティーも夏の飲み物として活躍しております。
そして余ったらこんなんはどうでしょう。


 

フレーバーティーを寒天で固めてみました。

色は薄そうに映っていますが、結構風味は残っています。
さくらんぼ茶だったので、甘みとともに少し酸味も入れたりして。
結構オススメです。


では忘れた頃に日記の格納をしておきましょう。
 


~桜庭撫子:安らぎ~



遺跡外の取引とかは、オッサンと碧にほぼ丸投げしておいた。
いつもは私が陣頭指揮を取ったりするもんなんだけど、
今は到底そんな事をする余裕がない。

そして、束の間の休息と思われた遺跡外の時間はあっという間に流れて、
私達は無言のまま再び遺跡に入った。
パーティーを組むように勧められたけれどそれも断った。

とにかく一人になりたかった。

腫れものに触れるように扱われるのが嫌だった。
特に碧は事情を知ってる分、私に対して気を使っている。
その事実がたまらなく私の自尊心に傷をつけた。

そんなどうしようもない感情を抱えながら、私は一面に広がる草原を歩いてゆく。

★★


――こんなに無口だったのは、私の人生初なのではないか。

そんな阿呆な事を考えながら、私は空を見上げる。
穏やかに輝く太陽。暖かな日差しは眩しく緑を照らす。
この光景を見る限り、ここが遺跡の地下2階だとは到底思えない。

あの時から私は、ずっと下ばかり見ていた。

彼に背を向けて数日、日の光を実感したのは久方ぶりだった。
とっくに踏ん切りはつけたと思っていたが、
私の心は思った以上に傷つくように出来ているらしい。


思いっきりフラれた。それはもう見事に。


舞い上がっていた私が馬鹿だと言えばそれまでだが、
自分の想いが相手の重荷になっていた事実は私を締め付けた。
それくらい、私は盲目だった。

自分の勝手さに腹が立った。自分自身を抉ってやりたいと思った。
何度か武器に手が伸びそうになるが、
その度武器に埋められている紅と蒼の玉が私にこう囁く。

――これ以上、彼を苦しめるの……?――

どこか懐かしいその声に、私は手を止める。
確かにここで私が自分自身に武器を振りおろしたとしても、
周りに迷惑をかけるだけだ。
碧にも、オッサンにも、ハミ先生にも……あの人にも。

やりきれない想いが、胸を焦がす。
私の瞳から何度目かの雫が零れ落ちた。

思わず私は腕をこすり涙を拭いた。これも何回目だろうか。
するとふいに、彼の声が頭をよぎった。

『……あぁそんなにこすっちゃあ駄目だ、目に悪い。』

優しさに満ちた声。もう二度と、聞けないであろう声。
もう二度と、恐らく永遠に――

そう思うと、胸の奥が強く握り潰された。
助けて、誰か、助けて――!


「自分の思う通りにやればいい。走って足掻いてそれでも駄目なら、一緒に泣こう。」


ふいに懐かしい声が聞こえる。私はとっさに声が聞こえた方向へ振り向いた。
そこには――

枝一杯に花を咲かせた、大きな枝垂れ桜が風に揺れていた。


★★★


これは何かの幻影だろうか。

私は目の前の光景に目を奪われながらも、信じられずにいた。
先ほどまでここには一面の草原しかなかった筈だ。
こんな巨木、あったら気がつかないわけはない。

「何驚いているのさ、言ったろう?一緒に泣いてやるって。」

木の根元に、女の人が立っていた。私は目を大きく見開く。
結われた珊瑚色の髪が枝と同じくそよ風に靡いた。緋色の眼が少し緩む。

「……アナーニャ!!」

そう叫んだ時にはもう彼女の元へ駆け出していた。

★★

私はアナーニャの胸を借りて声をあげ泣いた。
時が経つのなんて全く気にすることもなく。ただただ自分の中に溜まった膿を吐き出すように。
ひとしきり泣いた後、私は止まらない涙を手の平ですくった。

「それにしてもアナーニャ、貴女が何故ここに?」

そうだ。アナーニャは元来私の躰の中で眠っている。
魂だけの存在なので肉体は無いはずだし、私の目の前に現れることも不可能なはずだ。

「ふふ……神様の悪戯って奴だろうかね。
 ここの島の住人が花見をするからって、手伝いのために仮初の命を与えられたんだよ。」

……何なのだろうか、このなんとも言えない遣りきれない感は。

「アンタが複雑な顔をするのも分からないではないけどね、
 いいじゃないか。そのお陰で――」

少し考えて、アナーニャは口を綻ばせた。

「アンタと一緒に泣くって約束を、果たすことが出来た。」

私は左の眼からまた雫が零れていくのを感じた。

「この枝垂れ桜はね、異次元に作られた花見会場への入り口さ。
 ナコ、アンタもおいで。綺麗なものは魂を洗い流してくれるから。
 心を休めることも必要だよ。」

アナーニャがすっと私に向かって手を伸ばす。
私は少し口の端に笑みを乗せて、その手を握り返した。

しばしの間の、安らぎを求めて――。



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【Peace of Mind】参加中!ちょっと危ういと思うけど!!

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プロフィール
HN:
桜庭撫子(980/前期872)
性別:
女性
職業:
女子高生
趣味:
BL漁りと(猟奇的)料理
自己紹介:
通称:ナコ様。

京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
どうぞ暖かい目で見てやってくださいませ。<(_ _)>
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