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  まったりセツナの偽島&その他ネトゲ日記。 本人脱力系なので、脱力して読んでください。
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すいません、昨日までPLは本気で死んでおりました。
まぁ具合が悪くて伏せっていただけなんですけれども。
(私にはよくあることです。
大抵は薬飲んで2,3日休んだら治りますが、
継続に問題が出そうな場合は日記・メッセなどを何度かお休みさせて頂いたこともあります。
いずれも関係を断ちたい訳ではありませんので、
まったり復活を待って頂ければ幸いです。)

おかげで取引関係に結構支障が出たり。ごめんなさい。(’’;
オウミさん始め皆さまにはご迷惑をおかけしました。
いや栗鼠たん更新を1週間延ばしにしてくれて助かった。(汗)

そしてまた素敵なウェブ拍手のお返事やらが溜まっているにも関わらず、
今回は「更新待ちの間に書いた外伝」を掲載しようかと。

皆様ご存じですよね?レドグレイ・バレイミストさん。
そう、みんなの兄貴、レドさんですよ。
京都オフでも話題に出たのですが、
この試合を拝見して見事ハマってしまいました。素敵すぐる。
この後アイソレイト忍者さんにプロポーズされたりと
話題の尽きない御仁ですが、
私の中で静かにブームになってきました。レドさん祭り
……という訳で、勢いで外伝を書いちゃったわけですよ。

外伝を書くにあたり勿論出演される方々には許可を取ってあります。
だって怖いじゃないですか、ファンに刺されたら。

では、出演者の方に頂いたテロップからどうぞ。

「傭兵が震えた。秋の夜長に見る悪夢!!」



ある遺跡内にある有り触れた酒場――

まだ昼下がりにも関わらず呑んだくれている客がちらほら見える。
酒場にとって水面下であるこの時間に、二人の大男が同じテーブルに着く。

「あのさー……座ってしまってから何なんだけど、あんた誰だい?」
青色の魔導師服をきっちりと着こなした黒髪の男が、隣に陣取った男に声をかける。
「……まず相手に名前を聞く時は、自分から名乗れ。」
見ただけで軍隊を思わせる軽装の男は、相手に向かって鋭い眼光で睨みつけた。
顔の傷とも相まって、一層の凄味がある。
「わ、悪ぃ……俺はレンジィ=ア=イーオ、レンジィでいい。」
「……鳴尾恭平だ。」
ウェイターが注文を聞いてきたので、二人は軽くエールを頼む。

「それにしても碧君、どうしたかな……一体この状況は何なのか。」
「何?お前が次の仕事の依頼人じゃないのか?」
妙に畏まっているレンジィを見て、恭平は首を捻った。
「依頼人?一体何の話を……」
「あの小娘、一体何なんだ?……いきなりアトリエの外から声をかけてきて、
 『重要な人に会わせたいから指定した場所へ来い』と大声で叫んできやがった。
 ……てっきり俺は、仕事の話とばかり……。」
10代半ばの女の子が、
 貴方のような傭兵に何を依頼するんだよ。

 俺は、碧君の方から、
 『どうしても重要な事があるらしいから、ある酒場まで来て欲しい』と頼まれてね。
 何なんだろうか、『重要な事』って。」
「フン、そのうち嫌でも分かるさ。」
居心地の悪そうな魔術師と、少々機嫌の悪い傭兵。
二人は自分の気を紛らわすために、持ってこられたエールを思い切り飲み干した。


――2時間後――


二人の待つ酒場には、少年少女の姿も『重要な人物』らしき人影も来なかった。
元々知らない者同士、しかも一方は口数が少ないので
ひたすら酒を仰ぐ事しかすることがなかった。
『重要な事』と言われたからには完全に酔う訳にはいかず、
自然と酒の肴に手が運ぶが、自腹で沢山食べるのも莫迦らしい。

――以上の事から、最後には、
一枚のフライドフィッシュを二人同時に手を出す
などという事態に陥る。

たまたまそれを見かけた豪奢な装いの紫髪の少女から、

「何で同じツマミに手を出してるの?ホモじゃあるまいし。」

などという不名誉な罵声を浴びせられたりした。

「……あの小娘、慰謝料覚悟しとけよ……。」
「まぁそんな怒るなよ、女の子が待ち合わせに遅刻するのはよくある話だろ?」
「遅れ過ぎだ!!俺はそんなに暇じゃないっ!そういうお前は暇なのか!?」

程良く酔いの回ったレンジィに対し、全く素面の恭平はいきりたつ。
あわや喧嘩かと周りがざわついた所で、勢いよく酒場のドアが開けられた。

「すいませーんっ!待ちましたぁ?」
「これだけ待たせて今更『待った?』は無いだろうが!!『重要な人』とやらに早く会わせろ!!」
白目を剥いた傭兵の怒号を入ってきた長髪の少女は笑顔でかわす。
「慌てないで慌てないで。ホラ、隣にいらっしゃるでしょう?」
男達は少女の示す先を見た。

そこにはがっちりと筋肉をつけた、タイトなスパッツに身を包む中年男性が居た。

「ご紹介しますね。こちら、レドグレイ・バレイミストさんです。
 私のファンレターに答えて、今回来てくださったの。」
「……フム、ナコ嬢よ、この二人が例の?」
「ええ。」
男はねちっこい視線で二人を舐めるように見ている。
その熱視線に、見られている方は本能的に恐怖を感じた。
全身を回っていた酔いが一気にさめる。

「フムフム、お二人とも見事なものだ……
 ナコ嬢、両方は駄目かね?
却下です。どちらか一人を選んでください。」
全く笑顔を崩さないナコにも恐れを感じたレンジィが、たまらず声をかける。
「あの……ナコさん?これはどういう事なのかな?」
出来るだけ穏便に聞いてはみても、ナコはニコニコするばかり。
「それは残念……まぁやつがれもプロポーズされたばかりだし、
 最近美味しい思いもしたし、少しは節制するべきなのかね……。」
「……レドクレイとか言ったな。お前は何のために俺達を値踏みする?仕事なら……」
たまらなくなった恭平が中年に問いかけた。すると、相手の返答は想像を絶するものだった。

「何って、やつがれの愛人を吟味しているに決まっているね。」

――ここに来て、大男二人は事の重大さに気がついた。

「あああああああ、愛人?お、俺は無理!絶対無理!!俺は女の子専用だからっ!!」
「自分だけ主張をするな!俺だって無理に決まっているだろうがっ!!」
公共の場であるにも関わらず、怒鳴り散らすいい大人の男二人。
客はとっくに引いている。
「心配する事ないね……戸惑うのは最初だけ、全てをやつがれに委ねるね……。」
そう言って中年男性は舌舐めずりをする。

「あのー、レドさん。もうどっちか決まりましたぁ?
 周りの客がドン引きしてるし、そろそろ決めて欲しいんですけど。」

唯一蚊帳の外に居た少女がつまらなそうに、中年に問いかける。

「ああ決めたね。やはりやつがれは……」

中年は厭らしい視線で二人を舐めまわした後、一方に向かって指をさした――


★★★


「――俺か!?」

反射的に男は飛び起きた。気がつくと、気持ち悪い汗を全身にじっとりとかいている。
一瞬自分の状態が分からなかったが、すぐに持ち直しあたりを確認する。テントの中だ。
勿論酒場も――あの異様な中年も居ない。

「……なんて夢だ。」

傭兵は頭をかかえた。
夢を見るにしても、もう少し選びようがあるだろう。なんという悪夢。
普段命のやりとりをしているのだから、眠りくらい安らかに過ごさせて欲しい。

「……それにしても、女というものは恐ろしいな。」

奪力して毛布の海に沈んでいく我が身を支えるでもなく、傭兵はポツリとつぶやいた。


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この外伝から頂いた感想。

曰く、「何というナイトメアwwwwwwww」
曰く、「拝見させて頂きましたがこれはまた素敵に酷いですね!」
曰く、「……(読み中)……これは酷い。
    酷いので、即OKと言う事で当方は全く構いません(笑)」
曰く、「\(^o^)/

皆様、暖かなご感想ありがとうございます!!(゜∀゜)

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プロフィール
HN:
桜庭撫子(980/前期872)
性別:
女性
職業:
女子高生
趣味:
BL漁りと(猟奇的)料理
自己紹介:
通称:ナコ様。

京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
どうぞ暖かい目で見てやってくださいませ。<(_ _)>
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