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  まったりセツナの偽島&その他ネトゲ日記。 本人脱力系なので、脱力して読んでください。
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ちょっとソレンティアにかまけていたら、
偽島の日記テンプレが遅くなってしまいました。すいません。(汗)
もういっこ、MMORPGも密かに復帰し、
ゲームを3つ掛け持ちしているわけですが、

どれも更新(ペース)遅くて、仕事帰りでも出来るでやんの。

人間、やっぱり真っ当に生きるのが一番ですね。
いつ首が飛ぶか分からない状態ですが、まったりやっていきます。

今回は「高校生合宿2日目」ですが、諸事情によりほぼ捏造ですが新鮮な気持ちで読んでやってください。(もうええて)

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高校生の夏休み・合宿二日目


二人は着替えをすまし、即席で作られたログハウスの『勉強部屋』に急ぐ。
ここまで皆に遅れること30分余り――
フェンネルと別れ、着替えを済ませて勉強道具を用意している間に時間は過ぎ去っていたのだ。
用意周到な碧は兎も角、ハナっから勉強する気のないナコの道具を作るのに遅れたともいう。
彼女達が勉強部屋に着き、ドアノブを回したその先には、


静かに勉強する一部の学生と安眠を貪る大多数の姿だった。


「……何しに来たわけ?私達。」
勉強机と思われる丸テーブルに腰かけ、ナコが問う。
「皆疲れているんだよ。ホラ、泳いだ後は疲れるでしょう?」
碧がナコの隣に腰かける。心持ち、距離を取るけれども。
「それにしても寝すぎだろう、これは。何気に人数少ないし。」
「大人の人もいるし、いろいろ用意とかあるんじゃないかな。まぁ、僕らは大人しく勉強しようよ。」
言って碧は数学の問題集を開いた。暗号のような複素数が顔を覗かせる。
「これ数学よね?何この矢印?」
「これはベクトル。ナコちゃんも勉強しとかないと、数Bになったら出てくるよ?」
二人は現在高校一年生だったが、碧の学校は促進授業で有名な進学校だった。
ナコの通う女子校も授業は早めだが、流石に2年生の範囲は習ってないし、元々ナコは勉強が得意でもなかった。
「めんどくせー。超だるーい。」
ナコはシャーペンを片手で回しつつ、参考書をペラペラとめくる。
『煩いぞ』という一部の真面目な生徒からの非難の目は敢えて気にしない。


「ねぇ、碧。ただ問題を解くのってつまんないから、クイズ形式にしない?」


退屈に飽きたナコが、またとんでもない事を言い出した。
その『とんでもない事』はすぐ後に思い知ることになるが、それを不幸にも知らない碧は問題を解く手を止める。
「ナコちゃんがそれで勉強する気になるならいいけど?」
「じゃあ決まりね。私先に問題出すわ。碧が答えてね!」
急にヤル気が出たのか、ナコの目が生き生きとしはじめた。
ここで、彼は気づくべきだったのかもしれない。
しかし、この時に限って彼の直感は絶対零度に突入するほど鈍かった。
「……わかったよ。ナコちゃん、問題は何?」


ナコは答えた。今までで最高の笑みを浮かべて。



「問題。碧の恋の相手に相応しい男性は誰?



今まで静けさに包まれていた部屋内の空気が、バナナで釘が打てる程に凍りついた。


「1、●●さん。2、××さん。3、△△さん。4、■■■さん……」
全員伏字!?(人権侵害にあたるため、台詞に機械音が入りました)っていうか、このセレクトヤバすぎだって……って選ぶの僕ぅ!?」


人生の選択を迫られた碧の悲痛な叫びが、凍てついた部屋内にこだまする。
そして、碧は一瞬我に戻り、奇声を発してしまった自分を恥じ周りを見渡した。


後ろではフェンネルさんが竜胆さんのスパルタ教育を受けていた。


視界をナコに戻し、どうにか答えをごまかそうと頭を巡らせる。

「碧、あんたにはフィフティーフィフティーとライフラインが使えるわよ。どうする?」
「っていうか、このノリミリ○ネア?!」

どうやらナコは話題を転換して逃がす気はないらしい。それに突っ込んでしまう碧もどうかと思うが。

「……。じゃあ、『ライフライン』を……」
今は少しでも誰かの助けが欲しかった。碧は、必死で使えそうな人間をセレクトすべくあたりを見回す。


テーブルをはさんだ斜め前ではクユリさんが男性陣の顔に油性マジックでヒゲを描いていた。


「あ、やっぱり『ライフライン』やめます。『フィフティーフィフティー』にしてください。」
半ば投げやりになった碧は、恥の上塗りを防ぐためこの問答を早く終わらせることにした。
「じゃあね、1、●●さん。と3、△△さん。が残ったわ。」
究極の選択でしょ、それ。どっち選んでも後に残るは鬼畜道……」
もう泣きたい。
そう心で叫びながらも、碧の頭の中では『どちらを選べば自分に被害が少ないか』を計算していた。
そして、彼が口を開く。

「じゃあ、い……やっぱり3にしとく。あの人なら僕の苦悩を分かってくれる。多分。」
「ファイナルアンサー?」
「ふ、ファイナルアンサー……」

ついに答えてしまった。非常に不本意ではあるが。だがこれで彼女が満足するなら……
台風をやり過ごすためにじっと留まる動物のように、碧は様々な不満をぐっと飲み込んだ。


「残念!正解は1、●●さん。でした〜♪やっぱり碧には男らしい人が似合うわ★」
それ一番選んじゃいけない地雷だから!!ってゆーか、聞いてないからまだいいけど……」


碧は精神的ダメージに耐え切れず、その場につっぷした。
「いいじゃない〜言うだけならタダよぉ?」
「あのねナコちゃん、どんな人にも基本的人権というものが……」
それだけを言ったあと、浜辺で遊んでいた反動からか睡魔が碧を襲ってきた。
クラリ
思考回路が揺れた後、気疲れも手伝ってか彼の意識がだんだん薄れてゆく。
「おーい、ちょっと、碧!頭が船漕いでるわよ?眠っちゃうの??」
彼女の問いにもまともに答えられない。碧は、そのまま問題集を抱えて頭を落とした。
「なんだー、もうリタイアか。つまんないのー。私も夕飯まで仮眠取ろうかしら。」
そう言って、ナコも参考書はそのままに居眠りの体制に入った。


二人の光景は、他所様から見るととても微笑ましいものだったという。




合宿三日目に続く


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二日目は諸事情によりほぼ創作です。一部二日目の光景を拝借致しました。
時間の関係で無断使用になってしまい、本当に申し訳ありません。(汗)
そして、伏字の方々、本当にごめんなさい。(脱兎)
三日目こそ、日記書く時間を確保するぞ!……多分。

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プロフィール
HN:
桜庭撫子(980/前期872)
性別:
女性
職業:
女子高生
趣味:
BL漁りと(猟奇的)料理
自己紹介:
通称:ナコ様。

京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
どうぞ暖かい目で見てやってくださいませ。<(_ _)>
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