まったりセツナの偽島&その他ネトゲ日記。
本人脱力系なので、脱力して読んでください。
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はっきり言いましょう。
超絶に体調が悪いです。 だから今回日記なんて書いてないし、 メッセ達も最低限レベル。っていうかプロフ絵も準備できてねー\(^o^)/ 関係ありませんが今日ハミ先生PLが帰ってきましたので、 とりあえずツッコミは入れました。 今回の それでは文化祭日記を格納しておきましょう。 後でイラストを追加するかもしれません。 ~島のすみっこで文化祭~
この世の謎で満ち満ちているその島のほんの片隅が、今日は華やかだった。 急ごしらえで整地した後に建てられた屋台の数々、 切り取られた木材を組み合わせて作られた大舞台、 丸太を固定しただけの柱に取り付けられたスピーカーからは、陽気なDJの流す音楽が聞こえる。 島に集まったお祭り好きが代表者を担いで手作りした、『文化祭』の開催だ。 多くの屋台の中で特に異臭を放つその場所には、黒いエンビ服を着た少女が鉄板と格闘していた。 屋台の看板には、『本日限りの珍品グルメ!執事の作るイカスミ焼きそば!!』と書かれている。 「結局生物テロは防げなかった……しかしどうして皆買っていくのだろう……。」 ベニヤ板で作られた看板を傾けながら、紺色のメイド服に身をつつんだ少年が呟く。 実行委員を示す巡回腕章をつけた上に顔の殆どを包帯で覆っているため、 道行く人々から 記念撮影などをせがまれたりしていた。 「碧!このままだとイカスミ切れるかも!!砂地で蛸、狩ってきてくれない!?」 「砂蛸から搾取してたの!?っていうかそれ何日前の素材なの!?」 「クーラーボックスに入れていたから問題なしよっ。」 長い髪を一つに束ねた少女は、器用に焼きそばをひっくりかえす。 「ナコちゃん、出会った敵を料理の素材に使わないでって前にも言ったよね?! ちょっと僕、運営実行委員の責任にかけて様子を見てくる!!」 言うな否や、店主の返事を待つことなく碧はフリルを翻して駆けだした。 とりあえず黒い食べ物を食べている少女を見つけ、声をかける。 「すいません!!えーと、その焼きそば食べて……いますね……。」 碧の語尾がだんだん小さくなっていく。 少女の焼きそばは、すでに半分ほど無くなっていた。溢したとは考えにくい。 「あの、お味の方は……」 「うん、まずい!」 少女は屈託なく笑って、はっきりとそう答えた。 碧はがっくりと肩を落とすも、本来の目的は味ではないことを思い出した。 「いやまずいのは承知の上です。体の方に異変はありませんか? 胃が痛むとか、嘔吐感があるとか……全身に痺れを感じるとか。」 「ううん、特に何も。ただ普通にマズイだけ。」 そう言ってまた一口。 少女は平然としているが、ナコの料理はボツリヌス菌よりも強力な生物兵器だと碧は身を持って知っている。 そんな筈はないと、少女に断って試食させてもらうことにした。 口の中に墨汁を嚥下するような煤臭さが広がるが、飲みこんでも特に何も起こらなかった。 「ああ成程、これは普通にマズイですね。」 「でしょ?不思議な風味だよね。これが珍味ってやつかなぁ?」 少女の問いには答えることなく、碧は無言のままだった。 ナコの料理を食べても人体に影響がない、 こんな事は20食に1食あるかないかである。 最近料理の腕を上げてきたとは思っていたが、 食べ物と呼べるものを量産できるのは、ナコにとって格段の進歩だ。 碧は少女に別れを告げ、屋台に戻っていった。 そこで待っていたのは、焼きそばの生麺を抱えて途方に暮れるナコの姿だった。 「碧、おっそい!墨の方は勿論調達してくれたんでしょうね?」 「いや僕人命救助に必死だったから……。 それに僕にはナコちゃんみたいに戦えないもの、敵から略奪なんて無理だよ。」 この後、予想はしていたがナコの雷が落ちた。 だが何食か売れて売り物の在庫は捌けた様子だったので、ナコの機嫌は思ったよりも早く直った。 「ま、まぁ、まだまだ催し物は沢山あるし。 なんか大舞台の方ではコンテストもあるらしいよ?お店は早めに畳んで、そっちに行ってみようよ。」 「そうね。そういえば、今、男装女装コンテストやってんでしょう? 私、アレに出たかったんだ。勿論碧も出るわよね?」 メイドに扮した少年はしまったと思ったが、 ナコは自分で決めたことはどんな理不尽な事でも貫く性格だと重々承知していた為、敢えて異議は唱えなかった。 ★★★ コンテスト会場は、すでに多くの人で賑わっていた。 大舞台の上では、司会と思われる女の子が顔を真赤にして俯いている。 蒼凪零という少女で、碧もナコも面識があった。この人数では緊張するのも無理はない。 「あーあー、テステス。うー、緊張する……。えーと、偽島制服コンテスト、只今より開催いたします!」 零の宣言により、会場が多いに湧き上がった。 ナコと碧は急いで出場エントリーを済ます。 コンテストの参加者は総勢10名。 別名『男装・女装コンテスト』と言われているだけあり、個性的な面々が集まっていた。 各々、強烈なデモストレーションをしつつ自己アピールをしてゆく。 ふいに碧の名前が呼ばれた。 碧は心底棄権したかったが、ナコにせっつかれ舞台の中央に押し出された。 観客の視線が、少年に集中する。 「あ、えーと……。アニメのキャラクターのものまねしまーす。」 会場が一気にどよめいた。野次がひっきりなしに飛ぶ。 「『――私は死んでも変わりはいるもの……だからあなたは死なないわ……私が守るもの。』」 その場が一瞬にして、水を打ったように静かになった。 碧は首を傾げた。確かこのアニメは、かなりメジャーで島の人でも知っている人は多いはずだ。 それに自分で言うのも何だが、かなり上手くできたという自負がある。 「なんかそれ……その格好で言われると笑えないよね。」 前列に座っていた女性が、ぽつりとそう呟いた。周りが無言の肯定をする。 「ええ、えーと……碧さんは、包帯マニアのハートに訴え切れなかったようです。……早く怪我治してくださいねっ。」 露骨に視線を逸らした零の一言が、この空気にトドメを刺した。 心の中で帰る算段をしながら、碧はすごすごとその場を去った。 「続いては桜庭撫子さんですね~。では、どうぞ!」 呼ばれるや否や、バサッと上着を羽織る音が聞こえた。 そのまま颯爽と舞台の中央まで進んでゆく。 何時の間にか手にはクロッシュで覆ったティーセットなどを持っていた。 「ファントムハイヴ家の執事たるもの、 この程度のことができなくてどうします。」 そう言って、観客に向かって一礼。身のこなしの一つ一つに迷いがない。 会場は一瞬息を呑んだ後、女性の黄色い歓声に包まれた。司会の零も、思わず赤面してしまう。 「あの……アピールポイントを聞くまでもないですね、この反応は。麗しの執事、どうもありがとうございました!」 「Yes, My lord。」 ナコはにっこりと微笑んだ後、会場を後にした。 「キャラ作りっていうのは、こういう風にやるものよ。」 舞台袖で項垂れている碧に向かって、ナコはしたり顔をよこした。 その皮肉めいた笑みさえモデルの執事を彷彿とさせてしまうので、碧は苦虫を噛み潰す。 結局、圧倒的な女性票を獲得したナコは準グランプリに輝いた。 観客の失笑を一手に受けた碧は最下位だったが、 残念賞として、『生まれたままの君がいいで賞』を受け取った。 ★★★ その後、日が傾みゆく中露店を回ろうとした二人だが、 ナコは占い小屋に一人で行きたいと言いだしたので別行動を取ることになった。 碧としては何か察するものが無いわけでもなかったが、 こればかりは自分のエゴを押し通すわけにはいかないので、曖昧な笑みのまま相槌を打つ。 「……ねぇ、碧。」 ふいにナコが振り向いた。碧の心臓が大きく波打つ。 「な、何……?」 「私ね、碧に出会って良かったと思ってる。本当よ?」 柔らかく笑いかけられ、碧は胸が締め付けられた。 彼女が微笑む理由は分かってる。分かっているからこそ、頷けない。 自分のさもしさを心中で詰るも、彼女に気付かれないように奥歯を噛みしめ笑顔を繕った。 「さぁ早いところ行っておいでよ。そろそろフォークダンスが始まるかもしれない。」 「そうね!間に合わないと大変だもの、急がないと!!」 足早に駈け出して行く可憐な執事を見送りながら、包帯のメイドは今でも鈍く痛む左腕を握りしめた。 ----------------------------------------------------------------- 今回日記にて蒼凪零(439)様をお借りしました。ありがとうございます!
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プロフィール
HN:
桜庭撫子(980/前期872)
性別:
女性
職業:
女子高生
趣味:
BL漁りと(猟奇的)料理
自己紹介:
通称:ナコ様。
京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
どうぞ暖かい目で見てやってくださいませ。<(_ _)>
京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
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