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  まったりセツナの偽島&その他ネトゲ日記。 本人脱力系なので、脱力して読んでください。
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もうすぐ2/14が来ます。
しかし、その日付を言われて、迷わず

親戚の誕生日と答えられる私は終わっていると思う。

街ではチョコの投げ売りが大盛況でした。
番号札まで籠に付けられて、この不況にどんだけ買っているんだか。
勿論素通りですが何か? (´ー`)


それはそうと、
「もうすぐハロウィンから半年経つしそろそろ何かやってもいいんじゃね?」
と思ってイベントコミュで密かに意識調査をしたら、
思った以上に反応あって噴きました。
ということで、

4月に花見宴会を計画中。

4月1週:準備
4月2週:桜を肴に宴会たけなわ(宴会開始)
4月3週:桜吹雪を名残り惜しみつつ後夜祭
4月4週:後片付け

宴会のスケジュールはざっとこんな感じで考えております。
前回と同じく宴会は自由参加、
基本的に叫びによるイベントになるかと思います。
先に言っておくけど捕捉とか要らないから!
まだ計画書作ってないのに捕捉されたら白紙撤回できないっ!!
まぁこういう事考えているよっていう認識でお願いまーしゃるさん。∈(・ω・)∋


そして個人的な事になりますが今回からイベント日記が開始です。
今回は恋愛イベをテーマにしていますので、

のっけから先方にご迷惑をおかけしております。(死ね)

これからイベント日記終わるまでは
『偽島イベント日記Erste Liebe』カテゴリに収納していますのでご了承あれ。
それでは第壱話をご覧くださいませ。
 


~Erste Liebe 第壱話 『密謀』~



彼女が変わり始めたのは、もう何日前のことだろうか。


話すときに時折見せる、たおやかな微笑み。
ほんのり頬を朱に染めて、目を逸らす表情。
何も言えないもどかしさで、髪をかきあげる仕草。
僕がこれまで見てきた彼女とは、明らかに変わってきている。
それが何を示すのか、僕にはずっと前から分かっていた。

彼女と出会った時から、僕がずっと胸に秘めていたモノ。

ようやく彼女の中にも芽生えてきたらしい。
年齢を考えれば決して遅い春ではないが、いささか時間がかかったと言ってもいいだろう。


だが彼女の眼に映る相手は、僕じゃない。


その事実に気付いた時は、心臓が抉れるようだった。
どうして気づいてくれないのだろう。どうして報われないのだろう。
一晩中それだけが頭を巡り、眠れない夜もあった。

出来ることなら彼を憎んでしまいたかった。
憎むことで、このやりきれない気持ちを消化したかった。
しかしそれは――できない。

彼は僕が初めて尊敬した人。大きくて、大らかで、温かい人。

彼女のことは愛してる。誰のものにだって、奪われたくはない。
彼のことは信じてる。僕のことをずっと見守ってくれていると。

――なら僕は、どうすればいい?

諦めることも出来ない。憎むことも出来ない。
僕はどうやってこの2つの気持ちに折り合いをつければいい?


僕は力一杯隣にある大木を拳で叩いた。
華奢な指達が悲鳴をあげるが、今の僕には拳の痛みさえ快いと思えた。
寒さに澄んだ星空は、今夜も変わらず空に散りばめられている。

いっそのこと、この身が空に消えてしまえたら――

そんなことを考えていた時、聞き覚えのある声が耳元で囁いた。


『消してしまえばいい、そんな男。』


僕はその声色の冷たさに、全身を凍えさせた。


★★★


この声の持ち主を忘れられるはずがない。奴は彼女を破滅に追い込んだ男なのだから。
注意深く気配を探る。ここは森だ、隠れる場所ならいくらでもある。
真後ろに何かの存在を感じ、僕は振りかえって距離を取った。

『全くもって不様だな。あの娘のために命を捨てたお前はどこへ消えた?』
「カスケード……貴様、いつから!?」

目の前には僕達を破滅に追いやった男、カスケードが腕を組んで立っていた。
この男はもう一人の僕――僕の内に潜む前世の魂だとアナーニャさんから聞いた。
アナーニャさんの転生した魂であるナコちゃんの精神をかつてズタズタに引き裂いたのも、この男だ。
僕と寸分違わないその顔が、口の端を歪ませる。

『レンジィ=ア=イーオというのだったな、あの娘が熱をあげているのは。』
「……貴様、どうしてそれを……。」
『忘れたのか?お前は俺の器なんだ、お前の知りうる全ては俺の知識となる。』

カスケードがそう言ってうっすらと笑みを浮かべた。ぞっとする程冷たい表情だった。

『こんな事でお前に死なれたら困る、器が無ければ転生は無理だからな。
 何故早くあの男を始末しない?お前はあの娘を守るために全てを賭けているのだろう?』
「貴様に答えてやる義理はない!」
『もしや奴に温情を抱いているのではないだろうな?だとしたら滑稽もいいところだ。
 ……何なら、この俺がレンジィとかいう男を殺してやろうか?』

僕は体を強張らせた。今、カスケードから出た言葉が仮初であると信じたかった。

『本当はこの男が邪魔なのだろう?ただ恩義があるから殺すには忍びないだけ。
 それならば俺が手を下せばいい。実に簡単な話だ。』

まるで朝食のメニューを決めるかのような口調で、カスケードは言った。
冗談ではない。奴のやり口は人の心の傷を利用して精神を引き裂く、下劣な方法だ。
カスケードがもしレンジィさんを手にかければ、
レンジィさんは心を壊して廃人になるか最悪自害してしまうかもしれない。
一時期のナコちゃんが、そうだったように。

レンジィさんの心を壊すことなく、ナコちゃんから遠ざける方法。
いくらナコちゃんが乞おうとも、レンジィさんが応じない方法。

僕は頭を巡らせた。カスケードを納得させるには、この答えを自分で見出す以外にはない。
……そして。
ある一つの策に行きついた。レンジィさんの性格を考慮すれば、恐らくは上手くいく筈だ。


その時、ふと僕の胸が軽くなった。
これでナコちゃんの恋も終わる、そう確信したからだ。


僕は自分の胸を抉ってやりたくなる衝動にかられた。
最低じゃないか、彼女の不幸を心から望むなんて――

しかし今は、罪悪感に身を委ねている場合ではない。
カスケードが短気を起こさない内に、主導権を自分に持っていかなければ。

「その必要はない、カスケード――」

僕はゆっくりと口を開いた。声が震えないように、細心の注意を払いながら。


「貴様に手を下させる位なら、僕が彼の心を殺す。」


眼を見開いて、カスケードを見据える。
カスケードは満足そうに頷くと、口の奥で呻くように笑った。

『ククッ……やっとお前も素直になったか。それでいい。
 じゃあ俺は、高見の見物をさせてもらおう。』
「……勝手にしろ。」

くるりと身を翻すと、カスケードは今宵の闇に溶けて消えていった。
もう後戻りはできない。後は自分の計画を実行に移すまで――

僕は溜めていた息を吐いて、天を仰いだ。
闇色の空に浮かぶ月は、灰色の雲に覆われてその輝きを失っていた。



To be continued...

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桜庭撫子(980/前期872)
性別:
女性
職業:
女子高生
趣味:
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自己紹介:
通称:ナコ様。

京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
どうぞ暖かい目で見てやってくださいませ。<(_ _)>
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