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  まったりセツナの偽島&その他ネトゲ日記。 本人脱力系なので、脱力して読んでください。
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なんだかいろいろな所で
ハロウィンパーティーの記事の捕捉をして頂いているようです。感謝!

こちらでも触れていますが、基本は叫びイベントですので。
コミュの方では主にRP仕立てでシチュエーションを楽しんでください。
パーティーに参加した人にはいい事がある……といいかもしれない。
まぁ思いつきなのであんまり期待しないでください。∈(・ω・)∋


それはそうと、今更ながら57回の感想ですよ。

オウミさんと酒かっくらって遊んでいたとか、
フィーバーしすぎて知恵熱出したとか、
それでもゲームやって体調を悪化させたとか、

馬鹿やってたけど反省はしてない。(駄目)

今回の日記とか個人メッセとかまだ何にも終ってないよ!どうするママン!!
……とまぁいつもの事ですがなんとかなるでしょう。∈(・ω・)∋
ではそれぞれ雑感をば。

>偽アンジェ企画
遅ればせながら参加させて頂きました!

angenako_ananya.jpg「水晶玉で殴り倒しそうなサラ様ですね」
と突っ込まれましたが、
さすがにそんな事はしませんよ。

ただ『ロマンティックウェイブ』なんて吹き飛ばすだけです。

……あれ?これって無双系?

ロジュさん楽しい企画をありがとうございました!!



>闘技大会
サンク怖いよサンク。
反射対策には多段攻撃がいいと思うのですが、
単発アタッカーにはこれがきつい。(´・ω・`)
次回が最終戦ですが強敵揃い……はてさて。

>ヘカトンケイル
ついに覚えた物理100発技。
斧で使った人はいないみたいなのでやってみたいです。
パンデモより使い勝手が悪いのが残念なところ。
命中2連装と強制合成40で上げたHITがどこまで通じるかな?
撃ち合いするためにオウミさんの習得待ちだったり。

>合成
今回、合成55強制合成40で
合計合成強度711の異種合成に成功しました。
ちなみに合成係数(勝手にそう呼んでる)は、
429(合成後の装備の強度)÷711(合計合成強度)=0.6033755
なので、もしかしたら合計800↑でも異種合成ができるかもしれません。
いつか枠が空いたら実験してみたいなぁ。

あと、次回は遺跡外に出るのですが
提供できそうな枠がありましたら、入札形式にしてみようと思います。
(単に合成で入札っていうのをやってみたいだけ)
強制合成の方はPTでまとめて募集するかもです。


と、それでは個人イベント日記を格納しておきましょう。



~Erwachen 第伍話 『矛盾』~


 

――それから先のことは、よく覚えてはいない。


『彼』の狙いが自分という躰であることは分かっていた。
いくら抵抗できない程の力を持っていても、
魂を容れる器がなければこの現世に蘇ることは出来ない。
だからこそ、自分の奇策には絶対の自信があった。


激しく水とぶつかる躰、沈みゆく意識、突然の浮力。
一瞬目を覚ました時には、何か黒いものを吐き出されていた。
そして碧は、また目を閉じる。

永い永い静寂が、碧の周りに満ちていた。


★★★


「……とりあえず活性炭で体中の毒素を吐かせました。
 肝臓内にどれだけ残留しているかにも依りますが、
 あとは碧君次第ですね。
 私が出来る事はここまでですので、これで失礼しますよ。」

ハーミットは淡々と言った後、そのままLABOへ下がってしまった。


『彼女』の警告で碧の考えを知った一行は、勘を頼りに暗闇の中、碧を捜した。

「自殺したがる奴は何故か崖に行きたがる」

という『彼女』のジンクスのおかげで、
崖から転落していく碧をオウミが発見し、急遽二人で躰を確保。
意識も朧な少年にハーミットが応急処置を施し、
別のテントに今も寝かせていた。


「僕はどうして……どうして碧君の苦悩に気付いてあげる事が出来なかったんだろう……。」

テントの外で見張りをしていたオウミが、頭を垂れたまま呟いた。
少し離れた場所に座っていた『彼女』は、冷めた目でそれを見ている。

「人の悩みなんてそう簡単に分かるわけないだろう?全くおめでたいね。
 そもそも他人の助力になれると考えている自体が偽善なんだよ。
 いいかい、碧が何も言わなかったのは言っても理解されないと知ってたからだ。
 アンタ以前から『アイツ』の事知っていたみたいだけど、その時何をしてやった?
 何も出来ない奴が生意気言ってるんじゃない。」

『彼女』の言葉がオウミの心を貫く。
確かに、異変を知っていながら自分は碧に対して何もしてはいなかった。
そう自覚した後、オウミは言うべき事を失う。

「……ごめん、言い過ぎた。」

その様子を横目で見た『彼女』は、ぽつりとそう言った。
オウミはどう見ても呪術の類は使えないし、お世辞にも聡いと言えない。
そんな純朴を絵に描いたような青年を詰っても傷つけるだけだ。

「アンタが全て悪いわけじゃない。原因は私。
 『アイツ』の望みを知っていながら
 あえて触れなかった私の甘さが、ナコを破滅に追いやった。
 私達の事なんか、あの子達には関係ない筈なのに……!」
「じゃあ逆に聞きましょう。
 『彼』は一体、僕達にとってどういう存在なんですか?」

声は予想もしない場所から聞こえた。そして、その主が出てくる。
間違いなく、生死を彷徨っていた少年だった。

「碧君!間違いない……」
「ええ、お陰様で生きてますよ。
 とは言っても、無事とは言い難い状態ですが……」

碧はぎこちなく微笑んでみせる。
一方二人は、彼の変わり果てた姿に目をみはった。
碧の全身に包帯が巻かれていた。

手にも、足にも、首にも、顔にも。

少しだけ包帯からはみ出た素肌は、赤黒く爛れている。

「指の関節も上手く曲がらないので包帯を巻くのにも苦労しました。
 流石に見苦しいものを人様に見せるわけにはいきませんからね。
 ……これがハーミット先生が言っていた『後遺症』でしょう。」

それだけ言って言葉を切った。力の入らない手が、ふるふると震えている。

「――どうして僕は、生きてしまったんだ?!
 僕が生きている限り、『アイツ』はナコちゃんを狙い続ける。
 僕さえ死ねば奴は――」

パシッ

少年の頬に痛みが走った。

「アンタが死んだら何か良くなるワケ?
 それって単にアンタの自己満足じゃない!!」
「……!ナコちゃ……」
「――って、あの子なら言うよ?絶対ね。」

目の前で平手打ちをしたのは『彼女』だった。
オウミも、碧でさえ一瞬『ナコ』が戻ったのかと錯覚したが、
少女の瞳は紅いままだ。
碧は無力な自分への焦燥感に、奥歯を噛みしめる。

「……なら、僕はどうしたらいい?どうしたら彼女は戻ってくる!?」
「碧、さっき『アイツ』はアンタにとってどういう存在かと聞いたね?
 いいだろう、話してやるよ。まずは敵の正体を知る事だ。」

そう言って『彼女』は、そっと睫を伏せた。

★★

「奴の名前はカスケードって言ってね。小さい頃から私と組んで仕事をしてた。
 まぁ仕事っていっても私達が生きていた世界は戦争が絶えなかったからね。
 親を亡くした孤児が生き残るには、他人を殺すしかなかった。
 ……ま、戦屋なんて言ってたけど、今で言う殺し屋稼業の相棒同士だったんだ。」

男二人は息を飲む。
オウミも戦乱で家族を失った身であったが、
『彼女』の取り巻くどこか殺伐とした雰囲気は、彼を圧倒していた。

「仕事の相棒と言ったって、所詮は二人の男と女。
 一時はお互い想いを寄せ合った事もあったが、結局添い遂げる事はできなかった。」
「……どうして、ですか?」
「ひとつは、互いの経験を共有し過ぎたから。――決して触れたくない深淵まで。
 戦屋なんてやっていたから、ある男から目を付けられて酷い目にあった。
 それこそ、鬼畜に劣る扱いなんてもんじゃない……。」

『彼女』はわざと目を逸らす。

「その時はなんとか自由を取り戻す事が出来たんだけれど、
 私はカスケードと一緒にいるうちに、その記憶に囚われるようになっていった。
 日々心が壊れていく私を見て、カスケードは私から離れる事を決めたんだ。
 こうして私達は袂を別った。これが一つめの理由。」

一呼吸置いた。
何も知らない二人に自分の過去を語るには、抱えるものが大き過ぎる。

「もうひとつは、私が一生を捧げるべき方に出会ってしまったから。
 私なんかが触れられないような高貴な方だったけど、彼を愛してしまった。
 ……そしてこれが、全ての起因になってるんだ。」

『彼女』が俯く。自分の取った選択肢に悔いはない。
ただ不器用な者達への運命の悪戯に戸惑いは隠せなかった。

「私は死んで、幸か不幸か転生する機会を得た。それが、ナコ。
 ……ただ、転生したのは私だけじゃなかった。」
「もしかして、カスケードも……?」

喉が渇いていくのが分かる。
知りたい心と知りたくない心が少年の中で交錯していく。


「そう、カスケードも転生した。それが碧、あんたよ。」


心臓がどくんと波打った。
予測できた事態だとしても、確定されると人は戸惑うものだ。

「私があの方を愛してしまったせいで、カスケードの想いは歪んでしまったんだろうね。
 アイツは、転生した今世で自分の想いを成就させるつもりなんだ。……碧。」

ふいに呼ばれて少年は強張った。
そんな様子を見て『彼女』は顔を曇らせたが、再度表情を引き締めて碧を見据える。

「あんたがあんたで居たいと思うなら、まずはカスケードを認めることだ。
 ナコについては、『私達』がなんとかするから。」

謎に満ちた『彼女』の言葉は、碧の心に深く響いて刻まれた。

 

To be continued...


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【予告】
 ハリネズミのジレンマ。
 少年の魂から噴き出るものは包帯では止められない。
 たった一つの捻じれた情が、暗雲となって全てを覆ってゆく。
 第陸話 『奇襲』は第57更新回に掲載しました。
 ブログ保管はしばしお待ちください。

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HN:
桜庭撫子(980/前期872)
性別:
女性
職業:
女子高生
趣味:
BL漁りと(猟奇的)料理
自己紹介:
通称:ナコ様。

京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
どうぞ暖かい目で見てやってくださいませ。<(_ _)>
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