まったりセツナの偽島&その他ネトゲ日記。
本人脱力系なので、脱力して読んでください。
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お久しぶりでございます。 絶賛夏バテにやられていたナコでございます。 皆さまこのクソ暑い中如何お過ごしでしょうか? 私はただ、 ブラゲやモバゲやってただけですがとりあえずそちらは少しお休みです。 とりあえず私は言いたい。 栗鼠神、やりやがったな。 なんで78更新回で終わりなんでしょう!?80の方がきりが良くねぇ? ED2話分作製していた私はどうなるの!?(知らねぇよ というわけで、ED前半部をアップしておきます。 ちなみにラルグ(1774)氏の日記ともタイアップしておりますので、 一緒に見るといろいろ分かりやすいかと思います。 ちなみにED後半は次回更新時に日記に書く予定だよ! あとこういう 榊が娘かどわかしてバカンス なんて展開は私の予想を80度飛び越えていたのでいろいろ変です。 ご了承くださいませ。 今までEDに向けた話は忘れないうちに纏めようと思います。 うん、忘れないうちに。 ~Die Person, die das Schicksal verandert 始~
「とうとう崩れるか、この偽りの島が。」 堕天使は天を仰いだ。塞がれていない方の目は、ぼんやりと空を捉える。 しかしこの晴天でさえ、ここでは『偽』。 「アルコロックはもう向かったようだが……俺もそろそろ行かねばならないな。」 ――桜庭撫子を狩りに。 付け加えようとした言葉は、寸での所で飲み込まれた。 「さて、狩られるのはどっちだろうな。」 そう言って瞳を伏せる。 『干渉者』を手に入れた桜庭撫子と運命を超えない限り抗えない絶対的な力。 勝算はどちらにあるか……考えかけたところで、止めた。 「……やめておこう。どちらにせよ、俺の選択肢は決まっている。」 戦うしか、道はない。ずっと前から分かっていた事だ。 「そろそろ島が崩壊する……余計な時間をかけてはいられないな。」 そう言って漆黒と純白の羽根を持つ天使は天高く飛び立った。 ★★★ 「なぁ、さっきから地鳴りが聞こえるのは気のせいか?」 道なき道を進んでいたラルグが口を開く。 私達は本の少年が居たその先へと進んでいた。 「地下に残っていた誰かがユグドラシルの樹を枯らしたんでしょうね。 あんだけ葉っぱがあったのに大したものだわ。」 手でひとつひとつ石壁を確かめながら私は言う。 このあたりの道は視覚では塞がっているものだからこうやって確かめてダミーかどうか判断しなければならない。 「おい、ユグドラシルの樹が枯れたってソレ……島終了じゃねぇか?」 「良く分かっているじゃない。馬鹿の割には勘はいいのね。」 「ちょっと待てコラそれはどういう意味、じゃねぇ。そんな事言っている場合じゃねーだろ!?」 ラルグは、先に進んでいた私の腕を力まかせに引きよせた。 「ちょっ……痛い!」 「樹が枯れたって事は、アイツが来るんじゃねぇの?!」 フィリアには聞こえないように気を使いながら、耳元で怒鳴る。 「……でしょうね。でも心配しなくても向こうから来るわよ。 こうなったら今まである力を思う存分ぶつけてやるしかないじゃない。」 短くかつ端的に私は答えてやった。 「相手はデタラメな力持ってるんだぞ!心配しねぇ?なんでそんなに冷静なんだよ!?」 「冷静なわけないでしょう!?慌てたって無駄だって知っているだけよ!!」 私の怒鳴り声に、フィリアが不思議そうに首を傾げる。 失態に気付いた私は、腕を振り払うついでにラルグの鳩尾に一発入れてやる。 「……!!」 「私達は全力で行くしかない。元々それしか無いんだから。違う?」 分かってはいるのだ。それだけでは勝てないという事に。 しかしあの堕天使を倒すいい手なんて、そうそう浮かぶものではない。 「分かったらとっとと先に進むわよ。追い出されるまで、時間は少ししか無いんだから。」 「……待てお前、俺への一撃への詫びはどこへ……。」 未だに腹を抱えてしゃがみ込んでいるラルグを尻目に、私は再び先を目指すことにした。 その時。 『相変わらず馬鹿だねお前は。そんな馬鹿にいい知恵を授けてやろうじゃないの。』 ひどく聞き覚えのある声が、かすかに感じられた。 ★★★ それからどれくらいの時が経っただろうか。 気が付いたら私達は、始めて島を訪れたその場所へ放り出されていた。 島の主からすれば、さっさと帰れと言いたいのだろう。 「お二人はどうされますか?」 フィリアが心配そうに問う。わりかし突然の別れだったので無理はない。 「俺はあー……ヤボ用があるんで、もう少し残るわ。」 「私も用事。今は帰る人間で出口は一杯でしょうし、空いた頃に帰るわよ。」 お互い視線を逸らしながら抑揚のない返事をする。 「まぁっ!前から思ってたんですけど、いつから二人はそんなラヴラヴに?」 「「をい!!」」 心外ながら、私達の言葉は見事にハモった。 「ふざけるなよ!どう考えたらそうなるんだ!? 言っておくがな、俺はお前等腐った会話を飯時にやる女なんて大嫌いだっ!!」 「どうでもいいわよそんな事。 とりあえず私はちょっと用を済ませてくるから、漫才は余所でやってちょうだい。」 そう言って、二つの武器を握りしめる。 「さよなら、フィリア。短い間だったけど、楽しかったわよ。元気でね。」 最後に私は、口の端に笑みを乗せた。 ★★ 久しぶりに最初この島へ足を踏み入れた浜辺を歩く。 そういえば碧と会ったのも、この武器を手に入れたのもこの浜辺だった。 碧を置いて一人で来てしまったが、あいつは大丈夫だろうか。 戦う手段の無い碧は、私が堕天使と戦うよりもずっとハードルが高い筈なのだが。 「この後に及んでも仲間の心配か。余裕だな。」 声は上から聞こえた。間違いない、あいつだ。 「……そろそろ来ると思っていたわ。」 私は顔を上げる。そこには想像していた通り、黒と白の羽根を持つ片目の堕天使が空に浮いていた。 「一人なのか?お前だけで俺に勝てるとでも?」 「やってみなきゃ分からないわよ?こう見えて私、強くなったんだから。」 強がりを言ってやる。本当は勝算なんてないのに。 「フン、これでは一太刀で終わりだな。以前島が崩れた時、そうであったように。」 そう言いつつ堕天使――ルクルーゼが鎌を掲げた。 ここで負けるわけにはいかない。一発でやられてしまっては、今までの全てが無駄になる。 私が足を踏ん張ったその時、何かが私の上を通り過ぎルクルーゼの影を掠めた。 「……へへ、真打ち登場ってな。」 振りかえると、そこには息を切らしたラルグが膝をついていた。 「ラルグ!?」 「びびったぜ、俺がいない内に始まったんじゃあ格好つかないもんな。」 「そうか……これがお前の、『干渉者』か。」 今まで余裕で構えていたルクルーゼから、笑みが消えた。 「いいだろう。お前達が運命を超えられるかどうか、俺が直々に試してやろうじゃないか。」 ルクルーゼが地上へ降りる。 こうして私達の戦いの火蓋は、切って落とされた。 To be continued.... PR |
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プロフィール
HN:
桜庭撫子(980/前期872)
性別:
女性
職業:
女子高生
趣味:
BL漁りと(猟奇的)料理
自己紹介:
通称:ナコ様。
京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
どうぞ暖かい目で見てやってくださいませ。<(_ _)>
京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
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