幻の探索5日目の日記

リアルが弾け飛びそうな今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
高校生合宿も、本編はクライマックスの4日目！
早速、予定BBSにナコ様と碧の予定を書いてきました。
今回は日記も間に合いそうかな？間に合うといいな。（駄目）
ちなみに重ねて言いますが、二日目は完全に捏造です。
では幻の5日目日記をば。

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その始まりは夏の蒸せる風が運んできた。

この島には同好会・サークルのようなものが沢山ある。
そのうちの一つが、『高校生の夏休み』。
学生が集まって、助け合ったり（？）遊んだり（これが本領だと思う）するコミュニティだ。
そのコミュで今度合宿があるらしい。
新入生だった私達も、幸運にも参加募集のプリントは配られてきた。


こ　れ　だ　。


合宿には普段学生ではない人も沢山参加するらしい。
ということは勿論、出会いの場も広がるだろう。


勿論、私ではない。碧の相手だ。


碧のために連れてきたハーミットも、野暮ったいローブのまま眼鏡を取る気はさらさら無いらしい。
何ていったって、眠る時まで眼鏡のままなのだ。魔法でもかけているのだろうか。
……論点がずれた。
そういう訳で、私は新たなる出会いを求めるために様々なコミュニティに顔を出したりしているのだが、
こんなオイシイ企画を見逃すわけにはいかない！


目指すはイケメン★パラダイス！いざゆかん！！


という訳で、私達は諸手を挙げて合宿に参加することにした。


★★★


合宿に参加するにつけて、障害が二つほどある。

一人は平凡すぎて萌えを発散できない、碧曰く用心棒のオッサンことオウミ。
一人は何を考えているか分からない、眼鏡越しの美青年ことハーミット。

ハーミット先生はまだいいの。いつも『一人で構わないオーラ』を放っているから。
問題は凡人すぎて扱いに困るオッサンのほう。
放置して二人で遊びに行く事も頭をよぎったが、
こちらからお願いしている関係上そうもいかないだろう。
何よりも、ハブを良しとしない私の心情が、頭の中で警告を鳴らす。
……べ、別に寂しい訳じゃないわよ？！同情しているだけだからね！？
それはともかく。


――これはオッサンも巻き込むしか道はない。


そう直感した私は、爽やかな微笑などを浮かべてオッサンを合宿に誘ってみた。


「自分は『コウコウセイ』なんて知らないから二人で遊んでおいで」とあっさり断られた。


オッサン！！断る論点そこじゃないから！！
っていうか、私の誘いを断るなんて何事？！ありえない！！
かなりムカつくが、『オッサンを学生にしようとする』試みがかなり無謀であることは私にも理解できた。


なので、『留学生』としてオッサンを送り出すことにした。


プリントに『留学生募集』という記述を碧に追加してもらい、
ついでに『無条件付加了承状』を碧に作らせて二枚細工をし、
「保護者が欲しいの★」と爽やかな笑顔でオッサンに近づいてサインさせることに成功した。


……え？作業はすべて碧がやっている？いいのよ、アイツ手先が器用だから。


まぁ、ヨゴレは全て碧に押し付けている訳だけれども、アイツも文句言っていないわけだし。
結果良ければ全て良し、としようじゃないの。


★★★


これから、コミュ主催者さんにこのプリントを提出する。
楽しい夏になればいいなっ！



（ハーミットさん、オウミさん、ごめんなさい。_|￣|●）