まったりセツナの偽島&その他ネトゲ日記。
本人脱力系なので、脱力して読んでください。
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●お知らせ:
「ダンスマラソン大会」とお花見の打ち上げチャットを開催してくださるそうです! 全コメはもう少し待って!!(駄目主催者) ----------------------------------------------------------------------- 最近自分の方向性が変わりつつあります。 まぁね、もう『可愛い』って歳でもないし。 誰とは言わないけど「お前は可愛くねぇ」って言われたし。 さて、カッコイイというのはどういう人でしょうか? この『カッコイイ』ってのも最近趣向が変わってきました。 「高橋英樹カッケー。」 と桃太郎侍を見ながら呟いた時には 真摯にそう思いました。 だがしかし。 今期一番カッコイイと感じたのは、 『BOSS』第1話の天海祐希だった。 いやあれはレベル高すぎる。見習いたいと思っても。 と、それでは長らくご無沙汰だったイベント日記を格納しておきます。 ~Erste Liebe 第四話 『決意』~
――彼女になんて言えばいい? 僕の頭の中には、この言葉だけが反芻していた。 「……そうだ。俺に彼女を追う気はない。追って彼女に伝えるべき言葉も、俺の中にはない。――」 彼ははっきりと僕に言いきった。真っ直ぐな言葉を。 彼の気持ちが固いことは、その瞳が雄弁に語っていた。 例え彼女が泣いて取り乱しても、決意は変わらないだろう。 それに――心を引き裂かれる彼女を見たくはなかった。 いや、それは僕の欺瞞だ。 こうなることは分かっていた筈だ。 仮に彼女があの場に居合わせなかったとしても、いずれは見えてしまう現実。 僕はそれを望んだ。望んだから、自ら手を下した。 奴の存在は言い訳にならない。 彼女の不幸を心の底から求めたのは他ならぬ自分なのだから。 森の中は相も変わらず闇が蠢いている。今の彼女を一人にしておくのは危険だ。 僕が出来ることは殆ど皆無だが、魔物から庇うくらいは出来るかもしれない。 所詮一度は捨てた命だ、彼女の為になるのなら差し出しても構わない。 ――この際、『彼女』が出てきてくれていたら――。 『彼女』なら、魔物など跡形もなく一掃するだろう。とりあえず命の心配はない。 まずは彼女の身の安全だ。僕の弁明など、その後で考えればいい。 僕はランタンを片手に急いだ。少しずつ視界が開けてゆく。 月の光が射し込む湖の畔――そこに彼女は居た。 ★★★ 彼女――ナコちゃんは一人湖面を見つめていた。 まず5体満足であることを確認して、胸を撫で下ろした。 魔物の気配も感じない。僕の案じていたことが杞憂であったことにとりあえず安心した。 「……ナコちゃん。」 一歩踏み出して、僕は声をかけた。それしか出す言葉が見つからなかった。 ナコちゃんは即座に振り返り、目を大きく見開く。 だがそれは一瞬のことで、すぐ彼女の睫毛は伏せられた。 誰と間違えたのかは、すぐに分かった。 しかし僕はそれを口に出す事は出来ない。言ってみたところで彼女を貶めるだけだ。 彼女の瞳は澄んだ飴色――いつものナコちゃんのものだった。 ただ眼の縁の赤い腫れが、彼女の気持ちを正直に表わしている。 僕の心臓が強く握りつぶされていった。 「レンジィさんは、来ないよ。」 ようやく一言だけ声を絞り出した。 こんな時、どんな顔をすればいいのだろう。自分がどんな表情をしているのかもわからない。 何も出来ない口惜しさに、拳が震えた。 ナコちゃんは、遠目で湖を眺めたまま口を開いた。 「……そっか。」 彼女の言葉はこれだけだった。 そして、僕の方へ向き直り、唇に笑みを乗せる。 穏やかな笑みだった。僕の知り得る限り、彼女はこんな微笑みを『作る』ことはしない。 ――もう全て受け入れることが出来たのだろうか。 もしそうだとしたら、僕も自分の役割を果たさなければならない。 「もしも、今のような状況になってもなお、まだ俺に何か伝えたい事があるのならその時は―― 俺の所まで来てそれを伝えてほしい。俺も答えを出すから。」 僕はレンジィさんに託された言葉を一字一句違わずに伝えた。 ナコちゃんの黒髪がさらりと靡く。再度その瞳が瞬かれた。 「……こう、レンジィさんが言ってた。」 これ以上何を言えばいいのか。 絶望を前にすると、人というものは言葉を失うものらしい。 しばらく、僕達の間に沈黙がすり抜けた。 ふいにナコちゃんがこちらに近づいてきた。 僕は緊張のあまり顔を強張らせるが、彼女はそのまま僕の横を通り過ぎて行く。 ――もしかして。 「ナコちゃんっ。」 僕は慌てて振り向いて彼女を呼びとめた。 「レンジィさんはきっと、何か事情があるからああ言って……」 「勘違いしないで、碧。」 ナコちゃんの歩みが止まった。そして軽く、こちらに振り向く。 先ほど僕に見せた、とても穏やかな笑みだった。 「私はね、自分の気持ちに正直でいるだけよ。」 それだけを告げると、ナコちゃんは僕の通ってきた道を進み始める。 僕に何が出来ようというのか。二人を謀ったこの僕に。 今はただ、せめて彼女が挫けて折れてしまわないよう天に願った。 To be continued... PR |
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プロフィール
HN:
桜庭撫子(980/前期872)
性別:
女性
職業:
女子高生
趣味:
BL漁りと(猟奇的)料理
自己紹介:
通称:ナコ様。
京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
どうぞ暖かい目で見てやってくださいませ。<(_ _)>
京都の伊勢丹でオウミ氏PLと2時間弱で作った、最強ツンデレ女王。
設定が腐女子ですが、PLはBLをあまり知りません。
よって、サブキャラ西宮碧とのツンデレが主なネタ。
まだまだナコ様は成長しきっていませんが、
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